満腹を感知する食欲中枢の「セットポイント」というものがあります。このセットポイントが低ければ、少ない量で満腹感を感じられるのです。
このセットポイントを決定する重要な要素が「血糖値」。血糖値とは血液中のブドウ糖の量の値のこと。食べ物に含まれている糖質は消化酵素の働きでブドウ糖に分解されます。
満腹中枢のスイッチが入るとインスリンというホルモンの一種が分泌され、ブドウ糖は血液に溶け込みます。摂りこまれたブドウ糖はエネルギーに変換され、体の維持機能として働きます。ところがセットポイントが高い人はなかなか満腹中枢のスイッチが入らないため、どんどん血糖値があがってしまいます。大量になったブドウ糖にようやく満腹中枢が反応し、それに応じて大量のインスリンが分泌される・・・。実はセットポイントはインスリンにも反応するため、インスリンが多いほどセットポイントはさらに上がってしまうのです。
これが過食の悪循環。こうなれば、自分の意思の力だけでは食欲に逆らえません。
これまでのダイエット法は、この生理的メカニズムをさしおいて行われてきました。
ヘルシー耳つぼダイエットは、ツボ刺激により食欲中枢のセットポイントを下げて、インリンスの分泌を抑えていきます。すると今までより少ない量で満足できるようになり、インスリンの量も減り、さらにセットポイントが下げられる・・・これが耳つぼダイエットのメカニズムです。今話題の低インスリンダイエットは、この耳つぼダイエットの理論の一部をとりだしたものと言えるかもしれません。
ヘルシー耳つぼダイエットは、生理的メカニズムから解決していく、きわめて合理的でスピーディなダイエット法なのです。
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